2007/08/10

狼と香辛料 Official web site

本日、公式サイトオープン。

来ヶ谷さん

恭介、真人、謙吾以外の攻略対象キャラが、虚構世界でのループの記憶をどれだけ保持しているのか、というか虚構世界の構築にどれだけ関わっていたのかによっても解釈が分かれるところなんだけど、エンディングでは曖昧に描写されていることから、断片的な記憶しか残っていないと見るべきなんだろうか。

虚構世界においての攻略対象キャラの物語的役割は、理樹(場合によっては鈴も)の精神的成長を促すための材料として機能するために、抱えている問題、トラウマを提示し解決させる、という一定の手順が踏まれている。とは言え、その解決があっさりし過ぎているせいか、解決に至っていると言えないのが難点だけど。

で、その中で異質なのは来ヶ谷さんシナリオ。彼女だけは問題を抱えていないしトラウマも持っていない。あえて言えば感情が希薄という点か。そしてシナリオ的にもっともループを印象づける話でもある。

来ヶ谷さんの場合、理樹とふれあった事で感情を得、バスターズが元々構築した虚構世界本来の目的とは異なる別の虚構世界を構築してしまい、おそらくその望みが、ただその時だけを繰り返す「ループ世界」だったのではないかと。来ヶ谷さん自身もそれを自覚していたようだし。

もともとの虚構世界を作り替えたのではなく、虚構世界の中で限定したループ世界を作ってしまったために、その世界から抜けるには元の虚構世界が崩壊するのを待つしかなかったのではないか、と。

というように解釈したので、ループ世界の中でのループ世界構築という印象深いシナリオでした。



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Last-modified: 2013-03-06 (水) 15:13:06 (2549d)