Diary--/*isaji*/MIDI Lab.

<< 2024/12 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

文化圏の違いを理由にしてもtrackback spamは許されない 2006-01-09 [permalink] [?B] はてなブックマーク

とりあえず→[アニメ感想系Blogのトラックバックとは]

アニメ感想等を主体としたBlogでは他とは違う独自の文化圏を形成しているよ、というお話を以前のlivedoor blogのトラックバック仕様変更の記事に引っ掛けて書いたわけですが、これが絵文録ことのはさんのトラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突――「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのかという記事で、「文化圏の違い」という言葉を使っているブログがあったので、意見も似ていることだし、ここにリンクしてトラックバックしておくことにする。と紹介され、非常に多くの人に読まれているようなので、一応私の考えを再度まとめておくことにします。

この文化圏の違いによるtrackbackの考え方の記事、大変参考になります。しかしこれはあくまで独自の文化を形成している文化圏がある、という話なので、この記事を引き合いに出して「自分たちは関連仲間文化圏だから言及リンクなしにトラックバックを送信しても良いんです」という事にはならないと思うのです。

7. Posted by CODY 2006年01月06日 22:28
さゆさんコメントありがとうございます。
スパムと判断する前にココを見てください
http://kotonoha.main.jp/2006/01/06trackback.html
要するに文化圏の違いなんです!

CODY スピリッツ!:ライブドアブログのトラックバックスパム防止策導入についての文句をローゼンメイデン風に書いてみる - livedoor Blog(ブログ)

同じ関連仲間文化圏の中であれば、そのローカルルールに則ってトラックバックの送りあいをするのは一向に構わないのですが、果たしてそれをどこで判断するのでしょう。
言及リンクのないトラックバックを受信すれば、その送信者は関連仲間文化圏の住人だと判断出来ると思いますが、実際には何処にも言及リンク無しトラックバックを送信していない私の所にも結構な数のトラックバックが送られてきた事を考えると、結局は検索をかけて同じ内容と思しき記事へ無差別に送信しているだけとしか思えません。「感想系Blogの全てが関連仲間文化圏というわけじゃない」んですよ。この分類で考えると、たぶん私は「言及リンク文化圏」の人です。文化圏の違いを理解した上で衝突を避けたいならば、結果として言及無きトラックバックは送るべきではないのではないでしょうか。
言及リンクのないトラックバックはお断り、と注意書きしている所には送らないようにする、ではなくて、「言及もリンクも不要。スパム歓迎!」と明記しているBlogにだけ送るように心がけるべきだと思います。

言及リンクのないトラックバックが何故いけないのかは、色々なところで語られていますし今更なので参考になるエントリを挙げておきます。

これらは正解でも常識でもないけれど、「何故いけないのか」を大変分かり易く解説しているエントリです。これを読んでも言及リンクのないトラックバックを送っても問題ないと思われますでしょうか。

要点は、「お返しトラックバック」等というものを行わない事を前提に、リンクのないトラックバックはアクセスの一方通行になってしまう。それと、トラックバックはアクセスアップの道具ではない、ということ。

50や100なんて数のトラックバックを送信して、その数にほぼ近いお返しトラックバックを貰うのは、1つ1つのトラックバックの有難味が希薄にもなると思うんですよ。トラックバックの価値を下げている、とも言えます。安易に送るものではないからこそ、実際に言及されトラックバックを受け取った際に嬉しいと感じるはずです。あくまでも感情論ですけれど。

また、これはあまり問題になっていないようなので私の思い過ごしかも知れないのですが、1つのエントリから沢山のトラックバックを送信するということは、それだけ余所へ強制的に被リンクを行えるということでもあり、検索エンジンスパムにもなり得るのは、と危惧しています。rel属性nofollow値で対策出来るかもしれませんが、全てのBlogでトラックバックのアンカーにrel属性が付加されているわけではないので、トラックバックを多く送信するエントリが検索エンジンの上位に表示され、それがノイズとなり検索エンジンの質を低下させる事になるのでは、と。関連仲間文化圏内だけでのトラックバックの送りあいも、もしかしたら他の場所へ迷惑を掛けているのかもしれません。少なくとも、「トラックバックの間違った使い方」を定説であるかのように流布させてしまった原因の一端になっているはずです。

文化圏分類だけで自分の行動を正当化しちゃあいけないよ、というお話でした。

最後に一つ。

18. Posted by とおりすがり2 2006年01月07日 02:03
実例がありました。
http://isaji.jp/diary/log/eid86.html
こちらの方は「アニメの感想を書いたエントリに対して検索トラックバックが沢山寄せられてからでした。スパムと大差ないものの、そこに悪意を感じないので、1枚でもキャプ画像のあるエントリ、アフィリエイトが過剰なBlogからのトラックバック以外は削除していませんが、こういったトラックバックはあまり嬉しいものではありません。」とおっしゃっておりますね。

CODY スピリッツ!:ライブドアブログのトラックバックスパム防止策導入についての文句をローゼンメイデン風に書いてみる - livedoor Blog(ブログ)

擁護するわけじゃないけど、議論をする以上は「とおりすがり」だなんて匿名ではその発言になんの効力もありません。私の文章を引用するのは構いませんが、責任を持って議論していただきたいと思います。また、それはそのブログの一意見に過ぎません。

あと、もう一つ。トラックバックスパムフィルターを導入しました。

スパムっぽいトラックバックを拒否(または承認待ち状態で受信)するプラグインです。

this calm night. | トラックバックスパムフィルター(簡易版) Ver.0.0.3

これにより、言及リンクのないトラックバックは承認待ちで保留するようにしました。リンクが無くても有益ならば反映させる、という方針です。

関連エントリ

トラックバックを送るためだけに記事に含めるリンクを、言及リンクというのではないのよ、というお話。

trackback - | comments (5) | trackbacks (2)