Opera無料化のニュースは相当にインパクトがあったようです.
先日のエントリは,トップページの4倍強のアクセスを記録しました.数日掛けて書いたエロゲレビューよりも,5分程度で殴り書きした話題性のあるニュースの方がアクセスを稼げるという良い見本‥orz
こんな僻地サイトにしては珍しくトラックバックも幾つか.まともに言及リンクがあったのは1件だけでしたけどね.普段は言及無しのトラックバックは削除してるんですがOperaの話題ですから残しておきました.明らかに宣伝目的なもの(記事よりも広告の方が多い悪質なの)は消しましたけど.
にしても,Operaは以前からアフィリエイトで実質無料のようなモノでしたし,そして先日の10周年記念のライセンス無料配布.今から思えばOpera社はOperaを無料にすることを前提にして探っていた,ような気がしますね.
幾つか日記サイト等を回ってみましたが,「採算が取れないんじゃないだろうか」みたいな趣旨の記述が幾つか見受けられました.
現在OperaはPHSや携帯電話組み込みのフルブラウザとしても活躍していますし,Googleへトラフィックを誘導することにより広告収入を得ています.また,些少ですが初期状態のsearch.iniのamazonのURLにはアソシエイトIDが付加されているようです.
こういった点から無料版に広告を挿入する必要が無くなったというだけのことのように思えます.
私はトランスウエアの頃にライセンスを馬鹿正直に3つ購入していましたので,今更無料化なんてされると複雑な気分なんですけどね.
ま,良い物に金を払うのは当然だ,と考えての事ですから「金返せーッ!」なんて叫びませんけど.
何よりも無料化によってユーザが増えるかもしれないという期待の方が大きいので,今回の事は大歓迎です.
とは言うものの‥Web意識の低い層ではまだIEでしか見られないダメなhtmlが蔓延していますから,その辺をどう駆逐するかが重要課題だと思われます.
「IEで確認しています」は,確認していない事と同義だッ!
って事を理解してほしいですね.
論理マークアップwithスタイルシートなページを作ってるとKHTMLやOperaじゃないと困るってケースの方が多いんですけどね.
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それはさておき.
無料化を記念して,久しぶりに俺Operaを晒してみようかと.
俗に言うクラシックスタイル(勝手に命名)ですな.
初期Opera 7の頃の配置がベースですが,ステータスバーは下部に.でもステータス表示はメインバーのアイコン右側に.メインバーのアイコンは最小限だけど普段の操作はキーボードショートカットとマウスジェスチャが主なので滅多に使いません.無くても良いかも.
で,下部ステータスバーには頻繁に変更するJava,JavaScript,Cookie,proxy,ポップアップ等の設定を配置.proxyは後ろ暗い事に使ってるわけじゃなくて,ローカルのsquidを利用するかどうか,みたいな感じなんですけど.
ブックマークは2画面分割表示がデフォ.バージョン6時代にこれに惚れてOperaを使い始めたってくらいですから,これは外せません.
スキンはMarinaを利用.現在のGnomeテーマが全体的にクローバーなので:-)
それに併せて緑っぽい配色に.スキン自体は全く弄ってません.
配置的にはこんな感じ.細かく設定してる部分もあるにはあるけどいちいち説明するのは面倒なので割愛.
最近のDocument Popup Menuです.
これはstandard_menu.iniを編集して行います.パスは/usr/share/opera/ini/あたりでしたっけ?
上からw3cでhtmlを検証.w3cでCSSを検証.そしてHTML-lintで検証.んで,ローカルのサーバで動かしてるlintで検証.普段はローカルのlintを使うことが多いです.
これを使って,いつもOperaでまともな表示をしないダメhtmlをぶった切って一人ほくそ笑んでるワケです.暗いな俺.
それからOpera以外のブラウザにURLを送るように.
KHTMLのKonquerorとGeckoの風博士.この2つが私のサブブラウザ.でも最近は風博士がクラッシュするので仕方が無くfirefoxを.
このあたりはstandard_menu.iniをこんなふうに書きます.
[Document Popup Menu]
Item, "HTMLを検証する" = Go to page, "http://validator.w3.org/check?uri=%u"
[Document Popup Menu]セクションにこんな感じのを追加してきます.他のアプリケーションで開く設定は
Item, "このページを風博士で開く" = Copy link & Execute program, "kazehakase", "%u" "%c"
こんなのをやっぱり[Document Popup Menu]セクションに.
・・・他にもLink Popup Menuをちょっと変えたりしてますがそのへんは割愛.
あと,いつだったか画像やリンク文字をドラッグしても別タブで開かなくなるという仕様変更がありまして,そのころからOperaDef6.iniの[User Prefs]セクションにこんなのを記述してます.
enable drag=11
今のOperaってどーなってるんでしょうかね?最近ほとんど上書きインストールだから確認してません.
で,search.iniですが,これはサーチボックスで検索をする際に利用するサイトを記述しておくもの.profileディレクトリ(~/.opera)にもありますが,インストールディレクトリのもので置き換えてしまうので,再インストールのたびに入れ替えなきゃならないのが面倒だったりします. /usr/share/opera/search.iniだったかな?
最近のOperaは知りませんが,Livedoorに国内販売権が移ってからこのsearch.iniが腐ったので,7.23の頃のをちょっと弄くって使ってます.(当時某wikiにこのsearch.iniを添付したのは実は私だったりする.いや,あんまり関係ない話ですけど.)
前述のようにamazonのURLにopera-22というアソシエイトIDが付加されているので,気になるようならさっくりさっくり削除.後は‥
Name=&楽天
URL=http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sv=2&sitem=%s
Query=
Key=r
Is post=0
Has endseparator=0
Encoding=EUC-JP
Search Type=3
Verbtext=17063
Position=-1
Nameid=0
楽天で検索出来るように,こんなのを書いてます.
参考までに。私の→[最近のOpera search.ini]
‥と,まぁあんまり弄くってもいないんですが,こんなふうに自分好みにカスタマイズ出来るOperaさんが手放せないわけですよ.
設定が基本的にテキスト編集ですから,慣れるまでは面倒かもしれないですけどね.