久しぶりにメインで使うマウスを買い換えました。およそ3年ぶり。その間も幾つか妙なポインティングデバイスを買ったりはしていましたが、メインで使用するのはMicrosoftのWireless IntelliMouse Explorer(社長マウスという愛称があるらしいレザーブラック)だけでした。これはこれで良いマウスなんですよ。まだ壊れちゃいませんし、ホールド感も抜群なのでまだまだ使いたいところですが、何と言いますか、ほら、妙な新製品が出ると使いたくなるでしょう。そんな感じで、ひと回し1万行がウリのMicroGearプレシジョンスクロールホイールを搭載したLogicool MX Revolutionを買ってみました。
付属のSetPointはWindows 2000に未対応
本体に付属しているユーティリティソフトのSetPointはWindows 2000にインストール出来ません。まさかこんなところでつまずくとは思いませんでした。でもWindows 2000用も配布されているようなので問題なく使用可能っぽいです。
しかし各ボタンに対して自由に割り当てが出来るわけではなく、そのカスタマイズ性には不満が残ります。
上記URLがリンク切れのようなので追記。
- ftp://ftp.logitech.com/pub/techsupport/mouse/
先日Windows 2000を再インストールした際に、Logicoolのサイトからドライバをダウンロードしようとしたら最新のSetPointがXP/Vista用しかなかったので、Logitechのftpから古いバージョンのものを入手してインストールしました。とりあえずsetpoint310j.exeでWindows 2000でもMX Revolutionが使えてます。他のバージョンは試してません。
MicroGearプレシジョンスクロールホイール
これはとても良いです。無駄にスクロールしたくなるほど心地よい回りっぷりです。
一つのホイールにクリック・トゥ・クリックとフリースピンという2つのモードがあり、クリック・トゥ・クリックでは従来のマウスのようにクリック感のあるカチカチ回すホイール。そしてフリースピンは最近多いクリック感のないスムーズスクロール。これが前述の通りとてもスムーズに、勢いよく回せば数秒間は回りっぱなしになります。この2つのモードはセンタークリックや設定によりアプリケーション毎に切り替えられ、またSmartShiftという機能でホイールを回す速度によって変えることが可能です。具体的には、ゆっくり回しているぶんに普通のマウスのようにカチカチと回るのですが、ちょっと強く回すとフリースピンとなりクリック感のない実にスムーズな回転となります。そして数秒後に回転が止まるか、または指で押さえて回転を止めるとクリック・トゥ・クリックに戻ります。この切り替えが非常に便利です。
問題点としては、センタークリックが切り替えに割り当てられていて通常のセンタークリックとして利用できないこと。これはSetPointでサーチボタンをAutoScrollに割り当てると良いかもしれません。普段センタークリックを使わない人ならば良いのでしょうけれど、例えばウェブブラウザでリンクを別タブで開きたい(Shift+クリックでもいいけど)とかタブをセンタークリックで閉じる癖が付いてるとか、そんな場合はやっぱりセンタークリックが必要なのです。
余談ですが、ウェブブラウザOperaは標準設定でスムーズスクロール(滑らかにスクロールする)が有効になっていて、フリースピンでスクロールさせるとその速度に追従出来ないので、設定で無効にした方がいいですね。ちょっと惜しい気もしますが。
ああ、それとこのホイールにはチルトホイールもありまして、これはOperaでも横スクロールしました。以前使用していたIntelliMouse Explorerでは使えなかったので、ちょっと嬉しいです。
ドキュメントクイックフリップ
マウス左側、親指で操作する部分に一定の角度まで回って指を離すと元に戻るようなホイール(ジョグホイールって言うのでしょうか?)が付いています。これの動作に色々割り当てられれば面白いのですが、残念なことにそこまでの自由度はありません。デフォルトではドキュメントフリップという機能が割り当てられていますが、これはアレです。Alt + Tabと同じです。正直言ってマウスで操作したい機能じゃありません。
戻る・進むボタン
目新しいものではないですが、このボタンは大変押しやすく、また色々な機能を割り当てられるので便利かもしれません。通常はウェブブラウジングにおける「戻る、進む」で使うのでしょうけれど、それは普段マウスジェスチャで行っているので、私はこのボタンにはcopyとpasteを割り当ててます。
まとめ
- MicroGearプレシジョンスクロールホイールは素晴らしい。これは一度使ったらやめられない。言葉で説明できない快適さ。
- センタークリックがないのでサーチボタンへ"Auto Scroll"を割り当てないと不便。
- ドキュメントクイックフリップにいろいろ割り当てたい! ソフトウェアの不出来さが足を引っ張ってると言ってもいいかも。
- Windows 2000だってまだまだ現役だよ。ケチケチしないでユーティリティを同梱してくれればいいのに。
- お値段が微妙。ポインティングデバイスにかけられる値段ってせいぜい1万円くらいまでだよ。それ超えるとちょっと高く感じちゃう。
そんな感じで。
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SetPointを拡張するツール。各ボタンに色々な機能を割り当てることが出来る。